コラム

【社労士監修】マネーフォワードクラウド給与の使い方|初期設定からログイン、給与計算まで解説

【社労士監修】マネーフォワードクラウド給与の使い方|初期設定からログイン、給与計算まで解説

本記事では、社労士監修のもと「マネーフォワードクラウド給与」の基本的な使い方を解説します。
給料計算は専門知識が必要なうえ、毎月発生する重要な業務です。
このマニュアルでは、面倒な給与計算を効率化するための初期設定やログイン方法、実際の計算手順までを網羅的に説明しており、初めて導入する方でも安心して運用を開始できるようサポートします。

マネーフォワードクラウド給与とは?面倒な給与計算を自動化するクラウド型システム

マネーフォワードクラウド給与とは、Web上で給与計算業務を完結できるクラウド型のシステムです。
従業員情報の管理から、毎月の給与計算、Web給与明細の発行、年末調整まで、給与に関わる一連の業務を自動化できることが特徴です。

法改正や社会保険料率の変更にも自動でアップデート対応するため、手作業による計算ミスや更新漏れを防ぎ、担当者の負担を大幅に軽減します。

マネーフォワードクラウド給与を導入する3つのメリット

マネーフォワードクラウド給与を導入することで得られる主なメリットは3つあります。
Web給与明細によるペーパーレス化、外部システムとの連携による業務効率化、そして法改正への自動対応です。

これらのメリットは、コスト削減や生産性向上に直結します。
一方で、多機能であるため操作に慣れるまで時間がかかるという側面もあり、導入前にデメリットも理解しておくことが重要です。

メリット1:Web給与明細の発行でペーパーレス化を実現できる

Web給与明細機能を利用することで、紙の給与明細を電子化し、ペーパーレス化を実現できます。
これにより、従来かかっていた明細用紙の購入費用や印刷コスト、封入・配布作業といった手間と時間を大幅に削減可能です。
従業員はパソコンやスマートフォンからいつでも自分の給与明細を確認でき、過去の明細も簡単に閲覧できます。

明細の見方もシンプルで分かりやすく、従業員側の利便性も向上します。

メリット2:勤怠管理や会計ソフトとの連携でバックオフィス業務を効率化できる

マネーフォワードクラウド給与は、API連携によって他社の勤怠管理ソフトや会計ソフトとデータをスムーズに連携させることが可能です。

例えば、マネーフォワードクラウド勤怠やジョブカンなどの勤怠データをワンクリックで取り込み、給与計算に自動反映できます。

また、計算後の人件費データは会計ソフト用の仕訳として出力できるため、転記作業が不要になり、入力ミスを防ぎながらバックオフィス業務全体を効率化します。

メリット3:法改正や料率変更に自動でアップデート対応してくれる

給与計算に影響する法改正や、毎年のように変更される社会保険料率(健康保険料・厚生年金保険料)や雇用保険料率に、システムが自動でアップデート対応します。
これにより、担当者が自ら料率を確認して設定を更新する必要がなくなり、計算ミスや更新漏れのリスクがなくなります。
算定基礎届の提出に伴う標準報酬月額の変更や年度更新の際も、手動での作業が不要なため、法令遵守の観点からも安心して利用できます。

「更新されない」といった心配がなく、常に最新の状態で給与計算を行えます。

【4ステップで解説】マネーフォワードクラウド給与の基本的な使い方

マネーフォワードクラウド給与の基本的な使い方は、大きく4つのステップに分けられます。
このチュートリアルでは、「初期設定」「従業員登録」「給与計算の実行」「給与明細の発行・確定」の順番で解説します。
この4ステップを順に進めることで、初めての方でも迷うことなく、正確な給与計算業務を遂行できるようになります。

ステップ1:事業所情報や社会保険など初期設定を完了させる

導入後にまず行うのが、事業所の基本情報や社会保険に関する初期設定です。
設定画面から法人名、所在地といった基本情報に加え、加入している健康保険組合や厚生年金、雇用保険の情報を登録します。
ここで入力した情報は、給与計算時の保険料算出や各種帳票の作成に自動で反映されます。

複数の事業所がある場合でも、それぞれ登録・管理が可能です。
この設定方法をマスターすることが、正確な給与計算の第一歩となります。

ステップ2:従業員の個人情報や給与情報を登録する

次に、給与計算の対象となる従業員の情報を登録します。
氏名や住所といった個人情報に加え、基本給や時給、各種手当(通勤手当など)といった給与情報を入力します。
正社員だけでなく、パートや役員といった多様な働き方にも対応可能です。

従業員をメールで招待し、各自でアカウントを作成してもらうこともできます。
給与担当者ごとに操作権限を設定することも可能で、セキュリティ面も安心です。
退職後の情報編集や、従業員のメールアドレス変更も簡単に行えます。

個人事業主が利用する場合も、同様の手順で設定を進めます。

ステップ3:勤怠データをインポートして毎月の給与計算を実行する

従業員情報登録後、毎月の給与計算を実行します。
マネーフォワードクラウド勤怠などの連携サービスや、タイムカードから集計したCSVデータをインポートすることで、労働時間や残業時間、欠勤日数などの勤怠データを自動で取り込みます。
もちろん、手入力での修正や追加も可能です。

取り込んだ勤怠データをもとに、残業代や欠勤控除、社会保険料などの控除金額が自動で計算されます。
賞与や日割り計算にも対応しており、複雑な計算もシステムに任せられます。

ステップ4:計算結果を確認して給与明細を発行・確定する

給与計算が完了したら、計算結果の一覧表で全従業員の支給額や控除額に誤りがないか最終確認を行います。
問題がなければ「給与確定処理」を実行します。
確定後、設定した支給日に従業員へ給与明細が公開された旨の通知メールが自動送信されます。

また、賃金台帳や給与振込一覧表といった各種帳票も自動で作成され、PDFでの印刷やCSV形式でのダウンロード(エクスポート)が可能です。
これにより、いつ誰にいくら支払ったかの記録を正確に残せます。

マネーフォワードクラウドシリーズとの連携でさらに業務を効率化

マネーフォワードクラウド給与は、単体で利用するだけでなく、同シリーズの「勤怠」や「会計」「経費」といったサービスと連携させることで、バックオフィス業務全体の効率を飛躍的に高めることができます。
データの二重入力や転記作業がなくなり、シームレスな業務フローを構築することが可能です。

勤怠ツールとのデータ連携方法

マネーフォワードクラウド勤怠やKING OF TIMEを利用している場合、従業員の日々の打刻データは自動で集計されます。
給与計算を行う際は、マネーフォワードクラウド給与の画面から簡単な操作で勤怠データをインポートするだけです。

労働時間や残業時間、深夜労働時間などが自動で給与計算に反映されるため、手作業での集計や転記ミスを完全に防ぐことができます。

マネーフォワードクラウド会計への仕訳連携方法

マネーフォワードクラウド給与で給与計算を確定させると、人件費に関連する仕訳データが自動で連携されます。
この仕訳データをマネーフォワードクラウド会計に連携させることで、経理担当者の手作業による入力が不要になります。
あらかじめ勘定科目や補助科目を設定しておけば、ボタン一つで会計処理が完了し、月次決算の早期化にも貢献します。

マネーフォワードクラウド給与の料金プランを比較解説

マネーフォワードクラウド給与の料金は、利用する従業員の人数と必要な機能に応じて複数のプランが用意されています。
基本的には月額課金制であり、事業規模の拡大に合わせて柔軟にプランを見直すことが可能です。
費用対効果を考え、自社に最適なプランを選択することが重要になります。

80名以上の大規模な組織に対応したプランも提供されています。

無料で試せるトライアルプランの機能範囲

マネーフォワードクラウド給与には、本格導入前に使用感を確かめられる無料のトライアルプランがあります。
このプランでは、従業員登録や給与の自動計算、Web給与明細の発行といった基本機能を0円で試すことが可能です。

ただし、利用できる人数や期間に制限があるため、あくまで機能確認のためのプランと位置づけられています。
一部機能のみの利用となりますが、操作性を確認するには十分です。

小規模事業者向け「スモールビジネス」プランの詳細

「スモールビジネス」プランは、従業員数が比較的少ない法人や個人事業主を対象としたプランです。
月額料金で基本的な給与計算機能に加え、Web給与明細の発行や年末調整機能などが利用できます。
小規模ながらも給与計算業務を効率化し、法令に準拠した運用を実現したい場合に最適です。

コストパフォーマンスに優れています。

中小企業向け「ビジネス」プランの詳細

「ビジネス」プランは、従業員数が多く、より高度な管理機能を必要とする中小企業向けのプランです。
スモールビジネスプランの全機能に加え、複数担当者による運用を想定した詳細な権限設定や、年末調整の申告書回収の効率化、社会保険手続きのサポートなど、より充実した機能が搭載されています。

組織の成長に合わせて、バックオフィス業務全体の最適化を図りたい企業に適したプランです。

導入前にチェックしたいマネーフォワードクラウド給与の評判・口コミ

システムの導入を検討する際は、実際の利用者がどのように感じているか、評判や口コミを確認することが有効です。
良い点だけでなく、気になる点も把握することで、自社に本当にフィットするかを客観的に判断できます。
不明点があれば、口コミを参考にした上で、公式サイトから問い合わせを行うと良いでしょう。

良い評判:画面がシンプルで直感的に操作できる

多くの利用者から評価されているのが、専門知識がない人でも直感的に操作できるシンプルな画面設計です。
メニュー構成が分かりやすく、どこに何があるか迷いにくいため、導入後スムーズに運用を開始できたという声が多く見られます。
マニュアルを細かく読み込まなくても、画面の案内に従って操作するだけで給与計算が完了する手軽さが支持されています。

良い評判:サポートが手厚く安心して利用できる

導入時の初期設定や運用中に不明点が生じた際のサポート体制が手厚い点も、良い評判として挙げられています。
チャットやメールでの問い合わせに迅速かつ丁寧に対応してくれるため、初めてクラウド型の給与計算ソフトを利用する企業でも安心です。
上位プランでは電話によるサポートも受けられ、複雑な問題にもすぐに対応してもらえる体制が整っています。

マネーフォワードクラウド給与に関するよくある質問

ここでは、マネーフォワードクラウド給与の導入を検討している方や、利用を始めたばかりの方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
従業員の利用方法や年末調整、データ移行といった具体的な疑問について解説します。

情報の変更方法なども含め、導入後の運用イメージを掴む参考にしてください。

従業員が自分の給与明細を確認するためのログイン方法は?

従業員は、管理者から送付される招待メールからアカウントを登録します。
その後、設定したマネーフォワードIDとパスワードでログインすると、自身の給与明細が閲覧可能です。
PCブラウザのほか、スマートフォンアプリからも手軽に確認できます。

セキュリティ確保のため、確認後はログアウトすることが推奨されます。

マネーフォワードクラウド給与で年末調整はできますか?

いいえ、できません。

しかし、マネーフォワードクラウド年末調整を活用すれば、可能です。
従業員へのアンケート機能で控除に必要な情報を収集し、年税額の計算から源泉徴収票、給与支払報告書、法定調書といった各種書類の作成まで一貫して行えます。

毎年度の税制改正にも自動で対応するため、法令に準拠した正確な年末調整業務を実現し、年末の事務処理も容易になります。

他社の給与計算ソフトからデータを移行することは可能ですか?

はい、可能です。
多くの給与計算ソフトからは、従業員情報や過去の給与データをCSVファイル形式で出力できます。
マネーフォワードクラウド給与のフォーマットに合わせてそのデータを取り込むことで、スムーズな切り替えが実現します。

例えば、弥生給与などの既存ソフトからの乗り換えも、インポート機能を活用することで手間を抑えられます。

まとめ

マネーフォワードクラウド給与は、給与計算の自動化、Web給与明細によるペーパーレス化、各種システム連携を通じて、企業のバックオフィス業務を大幅に効率化するクラウドサービスです。
法改正や社会保険料率の変更にも自動で対応するため、専門知識に自信がない担当者でも安心して利用できます。
初期設定から日々の給与計算、年末調整までをカバーしており、企業の規模に応じた料金プランを選択できるため、多くの事業者にとって有力な選択肢となります。


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吉田 優一(社会保険労務士法人ONE HEART 代表・社労士)

執筆:吉田 優一(社会保険労務士法人ONE HEART 代表・社労士)

社会保険労務士法人ONE HEARTの代表社労士。慶應義塾大学中退後、社会保険労務士試験に合格。その後社会保険労務士法人に勤務し、さまざまな中小企業の労務管理アドバイス業務に従事する。その中で、正しいノウハウがないためヒトの問題に悩む多くの経営者に出会う。こうした経営者の負担を軽減しながら、自らも模範となる会社づくりを実践したいという想いから、社会保険労務士法人ONE HEARTを設立。

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